キャラクター紹介









主人公。女子高生。
祖母が中学生の時に起こったある出来事について、当時の写真を手がかりに調べている。

「わざわざ家から遠いあの高校に通ってるのも、この写真のことをはっきりさせるためよ」
「そうね…ひどい迷惑だったわ。私も、きっとあなたも」
「私のこと、可愛いなんて、言わないでよ…!何も知らないくせに!」


主人公とは別の学校に通う男子高校生。
彼の両親があの出来事に関係しているらしい。

「随分と不躾だね。見ず知らずの人間に家庭の事情を話そうとは思わないよ」
「あーあ…皆勤賞取るつもりだったのに」
「小さい頃聞かされていた話に、あまりにも似ていたものだからね…」


15階建てのマンションの最上階に一人で住む男性。
彼が人気の日常漫画「ある本屋の平穏な日常」の作者であることを知る者は少ない。

「担当編集以外でここに人が訪ねてくるのは初めてだな…誰だ?」
「そこにいられるだけでも作業の邪魔だ。気が散る。今日は帰ってくれ」
「今週の金曜日は絶対に来るなよ。迷惑だからな」


主人公のクラスメートA。
フランクな性格のわりに潔癖症で理路整然を好む。

「そういやー同じクラスなんだっけね。一年間よろしくー」
「しっかり半分になるように生え際調整して染めたんだぜこれ。大変だったんだからなー」
「親の癖が遺伝したのか、中途半端なのはどうしても直したくなっちゃうんだよな」


主人公のクラスメートB。Aとは仲良し。
非常に好奇心旺盛。運動神経抜群。

「ほらあの建物、ここいらではちょっと話題っていうかー。普通なら住人がいておかしくないじゃん?なのに誰もいないみたいでさ」
「部活の助っ人はもう無理だってば!金曜はどうしても用事があるの!」
「何アレ…血の跡と…人?」


漫画雑誌編集者。
仕事ができそうな雰囲気だが実はまだ2年目の新人。

「今週も安定して面白いですねー。いつもありがとうございます。今度の新刊サンプル届きましたので置いときますね」
「先生自身については詮索しないって契約になってるのよ。私も先生が何者かなんて興味ないしね」
「そうそう、山のように届くファンレターから一通だけ気になるのがあったんですよ」



「ある本屋の平穏な日常」に登場するキャラクター1。
物腰柔らかい女子高生。いつもマフラーを巻いている不思議な女の子。

「あなたも…このシリーズ、読むんですか?」
「冬でもないのにマフラーしてるのなんて変ですよね、やっぱり」
「すごく楽しくて不安だったんです。こうやって同世代の人とお話することなんて、あまりなかったから…」


「ある本屋の平穏な日常」に登場するキャラクター2。
キャラクター1に一目惚れし、彼女に会いたいがために本屋の常連になる。

「綺麗な人だなぁ…あの制服、一緒の高校なのかな」
「あ、は、はい!面白いですよね!登場人物の心理描写も繊細で、俺もう何回泣きそうになったことか」
「今までずっと、一人だったのかな…」


「ある本屋の平穏な日常」に登場するキャラクター3。
キャラクター2の妹。キャラクター1とは距離を置きたがる。

「こんな所に本屋あったんだね。中学校とは方向反対だから知らなかった」
「そう、お兄ちゃんあの子のこと、好きなんだ」
「よく分からないものって不気味じゃない?怖くない?」